女子高校生の硬式野球の決勝戦が今夏、甲子園で開催されることが決まった。全日本高校野球女子硬式野球連盟と全日本女子野球連盟は28日、第25回全国高等学校女子硬式野球選手権大会決勝戦を甲子園で開催することを発表した。開催日は第103回全国高校野球選手権大会の休養日となる8月22日で、朝日新聞社が後援、甲子園球場が特別協力する。

朝日新聞社は「全国高等学校女子硬式野球選手権大会を後援することと致しました。1915年に全国高等学校野球選手権大会をスタートさせ、100年以上にわたり教育の一環としての高校野球の運営に取り組んで参りました。今回、新たに全国高校女子硬式野球選手権大会を後援することで、男女を問わず、高校野球のさらなる発展を目指していきたいと考えます」というコメントを発表した。

大会は7月24日から準決勝の8月1日まで兵庫・丹波市のつかさグループいちじま球場などで開催され、41チームの参加が予定されている。

女子高校野球の決勝戦の甲子園開催については、昨年1月に高野連関係者が「協力できることがあれば」と明かし、将来的な女子野球の甲子園開催を示唆していた。以前から女子高校野球の甲子園開催を望む声があり、実現に積極的な関係者も多かった。「早ければ来年」との意見もあり、開催を後押しする空気が出ていた。