逆転でのリーグ3連覇を狙う巨人は広島との激しい点の取り合いを主砲・岡本和の2発6打点の活躍で11―8と制し、昨年9月の9連勝以来となる8連勝。貯金を今季初の13とした。なお、巨人はこの白星で広島戦通算1000勝目となっている。
両軍合わせて15投手、計42選手が出場して20安打が飛び交った3時間51分の熱戦を制した巨人の原辰徳監督(62)は6日の日本ハム戦以来23日ぶりとなった本拠・東京ドームでの勝利監督インタビューに「懐かしい声で。久しぶりです!」とインタビュアーに向かって喜色満面。“二代目若大将”岡本和のこの試合2発目となる8回の決勝3ランで決着がついたことについて聞かれると、岡本和の1試合6打点は3ラン2発を放った12日のロッテ戦(ZOZOマリン)に続いて今月2度目ということもあって「(元木)ヘッドが“ミスター3ラン”って言ってましたよ」と言ってうれしそうに笑い声を立てた。
それでも「ゲームそのものはね、4番バッターがああいうところで決めて、勝てたというのはいいんですけど。まぁ、きょうは本当に…なんていうか。あまりやりたくないゲームですね」とシーソーゲームに反省も。「先発ピッチャーもね、勝負イニングの2回、あるいはリリーバーもね、勝負イニングだと思ってる5回。いずれもやっぱフォアボールからというのが、なかなかゲームそのものが締まらないというかね。鍵谷がね。あの辺でこう、しっかり締めてくれたというので、最終的にこういう結果にやや近づいていったのかなという感じがしますね」と3回途中4失点で降板となった先発・サンチェスから8投手の継投となった試合を振り返った。
2―4で迎えた3回には丸、岡本和、坂本とクリーンアップの3連続適時打で1点ずつ取って勝ち越し。打撃不振により出場選手登録を外れた後、1軍復帰してから好調が続く丸については「非常に丸もファームからね、相当(2軍の)阿部監督から鍛えられたんでしょう。いい形で入ってきて」と評価し「(坂本)勇人もね、結果はそれほど出てませんけども、やっぱり(岡本)和真の後ろに、和真を守っているという部分ではね、やっぱり5番の勇人の存在というのは、やっぱり大きいし。4番がああいう自分のバッティングが、いいバッティングができてるというのもね、やっぱりその5番が守ってるという部分が非常に大きいと思いますね」と坂本も称えた。
8投手を含め22選手を投入する総力戦を制し、8連勝。この数字については「1試合1試合ね、みんながミスが出たらカバーをしながら、そしてチームというものを勝利に導いていくというね、そういうものができているなという。きょうはしかし、ちょっとミスが多かったですけどね。でも最終的に勝てたというのは非常にあすへの活力になると思いますね」と振り返った原監督。30日は復帰2戦目となる山口が先発マウンドに上がるが、「非常にいいコンディションでこの前も投げてくれたし。ある種、力みが抜けた状態でね、あすは平常心でマウンドに上がってくれるというふうに信じてます」と期待を寄せていた。
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8連勝の巨人・原監督「ヘッドが“ミスター3ラン”って言ってましたよ」 岡本和の2発6打点に喜色満面 - スポニチアネックス Sponichi Annex
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