力走する上与那原寛和=国立競技場
東京パラリンピック第6日の29日、陸上男子1500メートル(車いすT52)の決勝が東京の国立競技場で行われ、沖縄市出身の上与那原寛和(50)=SMBC日興証券=が自己ベストとなる3分44秒17で3位に入った。27日の400メートルに続き、今大会2つ目の銅メダルとなった。沖縄県勢が同一大会で複数のメダルを獲得するのは初めて。金メダルは佐藤友祈(31)。3分29秒13のタイムで、400メートルに続く2冠を達成した。
一発勝負となった決勝には7人が出場した。5レーンスタートの上与那原は序盤から先頭集団に付き、3番手を維持した。3位でゴールした。2008年の北京大会車いすフルマラソンで獲得した銀を合わせ、パラリンピックでのメダルは計3つとなった。
1971年5月22日生まれ。28歳の時に交通事故で頸椎(けいつい)を損傷し、首から下にまひを抱えた。31歳で車いす陸上を開始。北京大会での功績を評価され、2008年に県民栄誉賞を受賞。ロンドン、リオでもトラック種目で入賞を重ね、4大会連続となった今回の東京大会400メートルで県勢として初めて陸上トラック種目でメダルを獲得した。
【あわせて読みたい】
▼50歳の上与那原、進化続けるレジェンド 地上1mの世界で見つけた光
▼「沖縄の人を笑顔に」車いす陸上T52出場の上与那原、トラック初メダルへ決意
【速報】上与那原1500mでも銅メダル パラ陸上車いす、今大会2つ目 佐藤が金 - 琉球新報デジタル
Read More
No comments:
Post a Comment