米大リーグ選手会は28日(日本時間29日)、選手間投票による各賞を発表し、投打の二刀流で活躍したエンゼルスの大谷翔平投手(27)が年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」を日本人選手で初めて受賞した。また、「ア・リーグ最優秀野手賞」にも選出され、両部門でのダブル受賞はのべ10人目。ア・リーグ最優秀野手賞は04年のマリナーズ・イチロー外野手以来日本人2人目となった。
大谷は01年イチロー外野手(マリナーズ)以来の日本人MVPが確実視されている。イチローは28人の1位票11票で2位と8ポイント差での僅差だったが、今回大差は必至。15年B・ハーパー外野手(当時ナショナルズ、現フィリーズ)を最後に出ていない満票で選出されるかどうかが注目される。ライバルとなるV・ゲレロ内野手(ブルージェイズ)が本拠を置くトロントの記者の投票が鍵を握りそうだ。
大谷は野球界を離れてスポーツ界全体の最優秀選手に選ばれる可能性もある。スポーツ雑誌で著名な「スポーツ・イラストレイテッド誌」の年間最優秀スポーツ選手と「AP通信」の年間最優秀運動選手賞だ。
ともにかつては米大リーガーの選出が少なくなかったが、最近10年間では14年のM・バムガーナー投手(当時ジャイアンツ、現Dバックス)と17年のJ・アルテューベ二塁手(アストロズ)の2人しかいない。ともに公式戦中の好成績に加えワールドシリーズ優勝が決め手になった。それでも、98年にはシーズン70本塁打したM・マグワイア一塁手(カージナルス)が全米を熱狂に包んだとして選出された。他のプロスポーツ選手からも注目されている大谷。こちらの受賞も期待したい。(蛭間 豊章)
大谷翔平、野球界を飛び越えスポーツ界全体のMVPもあるぞ - スポーツ報知
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