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Wednesday, December 29, 2021

青学大1年・若林宏樹、5区エントリー…「若の神になる」原晋監督“予言” - スポーツ報知

 来年1月2、3日に行われる第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝、報知新聞社後援)を主催する関東学生陸上競技連盟は29日、出場21チームの10区間の選手登録と補欠6人を発表した。「2強」と目される駒大の大八木弘明監督(63)と青学大の原晋監督(54)はスポーツ報知の電話取材に応じ、戦略の一部を明かし、ともに「ライバルは他にもいる」と“戦国駅伝”を覚悟した。連覇を狙う駒大か、V奪回を期す青学大か。あるいはダークホースか。大一番が迫った。

 青学大のキーマンは5区の若林宏樹(1年)だ。

 「和歌山県出身で、将来性豊かな若者の若林が5区で『若の神』になります」と原監督は“予言”した。

 和歌山・海南市出身の若林は京都の名門・洛南高を経て今春、即戦力ルーキーとして入学。しかし、出雲駅伝4区6位、全日本大学駅伝6区12位と苦戦した。ただ、全日本では6区を走る予定だった西久保遼(3年)が直前の体調不良で急きょ出番が回ってきたという裏事情があった。「上り坂はとても強い。普段の力を出せば快走する」と原監督は信頼を寄せる。

 入学直後、若林は「(先輩の)神野大地さんのように『山の神』と呼ばれる存在になりたい」と夢を明かした。全日本の後、一時は「メンタルがやられています」と弱音を吐いていたが、12月以降、調子を取り戻し、17日の壮行会では「出雲、全日本で悔しい思いをしたので、箱根ではリベンジしたい」と力強く話した。

 全日本では駒大に大会史上最小の8秒差で惜敗。「駒大は確かに強い。ただ、2、4、5、6区がしっかりしている創価大、三浦龍司君(2年)と四釜峻佑君(3年)に勢いがある順大も怖い。それでも、我々は選手層が厚いのでチームの総力で勝ちます」と原監督。ライバル校を警戒した上で2年ぶりの箱根王座奪還を誓った。(竹内 達朗)

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