パドレスのダルビッシュ有投手(35)が29日、自身のツイッターを更新。28日の第94回センバツ高校野球出場校発表での東海地区の選考について、以下の投稿をして疑問を示した。
『「個人の力量に勝る大垣日大」って。それするならせめて聖隷クリストファー高を選考した上で特別枠で大垣日大高を選考するべきではないんですかね?』
聖隷クリストファー(静岡2位)は秋季東海大会でエースを故障で欠きながら劇的な逆転勝利など粘り強く戦って決勝進出。決勝では日大三島(静岡1位)に3―6で敗れた。
東海地区の選考は2枠。決勝も大敗した訳ではなく静岡県勢2校選出が確実とみられていた中、準決勝で日大三島に5―10で敗れて4強止まりの大垣日大(岐阜2位)が選出された。経験豊富な大垣日大の阪口監督ですら「100%頭になかった」と驚くまさかの結果だった。
聖隷クリストファーは東海大会1回戦で津田学園(三重3位)に11―4で大勝。2回戦は、岐阜大会決勝で大垣日大が0―2で完封負けした中京(岐阜1位)に4―3で競り勝ち、準決勝では至学館(愛知2位)に9回に4点を取って9―8で逆転サヨナラ勝ち。県大会でフル回転したエース不在を全員でカバーし、センバツ当確とされる決勝進出に涙を流して喜ぶ選手もいた。
一方の大垣日大は東海大会初戦で好投手の静岡(静岡3位)に7―2で勝利。2回戦は享栄(愛知1位)に3―2で競り勝ち、準決勝で日大三島に敗れた。東海地区の鬼嶋選考委員長は大垣日大について「選手個人の力量に勝る。甲子園で勝つ可能性が高いかを客観的に判断した」と説明した。
聖隷クリストファーはコロナ禍で夏の甲子園が中止になった20年の静岡独自大会で優勝も、甲子園の土は踏めず。今回は春夏通じて初の“甲子園出場”へ機運が高まっていた。上村監督は「生徒たちが受け入れられるか心配です」と動揺を隠しきれない様子だった。
今回の選考は海を越えてダルビッシュも首をかしげる騒動に発展。ネット上では「聖隷クリストファーの悲劇」など、甲子園を夢見る高校球児の心情を思いやる声が高まっていて、衝撃の大きさを物語っている。
【センバツ】ダルビッシュ「個人の力量に勝る大垣日大って」聖隷クリストファー落選のセンバツ選考に疑問 - スポーツ報知
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