「1番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(27)が、審判の厳しい判定に泣き、3打席連続三振を喫した。

アストロズ先発のバーランダーと19年7月5日以来、約3年ぶりの再戦。1回無死の第1打席は全球直球で攻められ、カウント2-2からの5球目、96・1マイル(約155キロ)の低め直球に空振り三振を喫した。

第2打席は3回2死、カウント1-2からの4球目、際どいコースの内角スライダーを見送ったが、見逃し三振。2打席連続の三振となった。

第3打席は1点リードの5回1死二、三塁。無死一、二塁から9番ウェードの犠打で理想的な形を作り、追加点のチャンスでの打席に球場が一気に盛り上がった。フルカウントからの内角直球を見送ったが、これが再びストライク。判定に首を横に振りながら、見逃し三振で打席を後にした。MLB公式サイトの試合速報では、ストライクゾーンから外れたボールだった。

新人王、MVP、サイ・ヤング賞2度の輝かしい成績を誇るバーランダーは、右肘のトミー・ジョン手術からの復帰戦で5回3安打1失点。大谷は同投手との直接対決で、対戦成績20打数4安打の打率2割、2本塁打、3打点となった。