◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 事前(21日)◇小野東洋GC (兵庫)◇7113yd(パー72)
昨年大会でツアー史上5人目のアマチュア優勝を遂げた中島啓太(日体大4年)はプロになってこの舞台に戻って来た。7月「全英オープン」の直後に転向するプランもあった中で、この時期を選んだ。「ここから僕の挑戦が始まった。1年前、アマチュア優勝したこの大会でプロ転向するというストーリーが自分の中ではすごく好きで」というのが理由だ。
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快挙を遂げた直後、昨年11月の「アジアパシフィックアマチュア選手権」を制覇して今年4月の「マスターズ」に出場。6月「全米オープン」、7月「全英オープン」の3つの海外メジャーに参戦した。世界の熱狂的なファンの目の前でプレーし「いい一年」という思いがある一方で、「3試合すべてを予選落ちで終えてしまってすごく悔しい経験もしました」。身をもってハードルの高さを味わった。
今月初旬に「世界アマチュアゴルフチーム選手権」に出場し、学生の試合も終えて「アマチュアでやり残したことはない。後悔もない」と満を持してプロ初戦に臨む。開幕前日はプロとして初めての“お仕事”、プロアマ戦に参加した。面持ちはやや緊張ぎみ。「(プロになった)実感は正直わいていないけれど、学生なのは変わらないので学生らしく。でも、どんどん上を目指して行けるようなアスリートとしてプレーしたい」と意気込んだ。
コーチのガレス・ジョーンズ氏からは「我慢強く、アグレッシブに攻めて」と指令を受けている。京都・城陽CCで行われた昨年大会の優勝は「どんな時も1Wを」と心に決めて打ち抜いて掴んだ結果とあって、今大会も「自分の中で決めたことを貫いていけるようなデビュー戦にしていきたい」とした。再び海外メジャーの舞台に戻って活躍することを目指し、新たな一歩を踏み出した。(兵庫県小野市/石井操)
「やり残したことはない」 中島啓太はアマチュア優勝大会でプロ初戦 - ゴルフダイジェスト・オンライン
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