【ルヴァン杯 結果】2022シーズンのJリーグYBCルヴァンカップ・決勝が開催。
2022シーズンのJリーグYBCルヴァンカップ・決勝が行われ、セレッソ大阪とサンフレッチェ広島が対戦した。
2年連続の決勝進出を果たしたC大阪。グループステージは鹿島に次いで2位で通過し、プレーオフステージでは湘南、準々決勝を川崎を下し、準決勝では浦和に完勝。昨年のリベンジへ、2017年以来5年ぶり2度目の栄冠へ燃える。
一方、対する広島は2014年以来となる決勝進出。グループステージを首位で通過し、プレーオフステージでは札幌に白星。準々決勝は横浜FMを下し、準決勝では福岡に勝利。1週間前には天皇杯決勝で甲府に苦渋を舐めている。悲願の大会初優勝へ、負けられない一戦だ。
最初にシュートを放ったのは広島。開始早々の1分、満田がエリア内に侵入して右足を振り抜くも、GKキム・ジンヒョンの正面となった。
対するC大阪も4分、右サイドから毎熊がグラウンダーで折り返すと、上門がシュート。惜しくもサイドネットとなった。
16分、C大阪がカウンター。加藤が1人で持ち上がり、エリア左からシュートを放つも、GK大迫に阻まれた。
C大阪がポゼッションとカウンターを状況に応じて使い分ければ、広島は3CBのビルドアップから一気に速攻を仕掛ける。激しい攻防はスコアレスで折り返した。
後半に入った53分、遂に均衡が破れる。広島は佐々木が痛恨のバックパスミス。GK大迫へのボールを見逃していなかった加藤がカットして大迫を交わし、無人のゴールへ流し込んだ。
勢いに乗るC大阪は56分、GKキム・ジンヒョンのロングボールに抜け出した毎熊が、そのままシュートを放つ。しかし、GK大迫がファインセーブで阻止。
広島も反撃。62分、野上の右サイド敵陣深くからのクロスに反応したベン・カリファがニアでダイビングヘッド。このボールは枠を捉えるも、GKキム・ジンヒョンがなんとか掻き出した。
一点を返したい広島は63分に選手を交代。松本に代わってソティリウが投入された。
68分にC大阪にアクシデント。加藤が負傷し、担架で運ばれる。代わりに清武がピッチに入る。そして上門に代わり、ルヴァン杯ニューヒーロー賞を獲得した北野も入った。
72分、広島が高速カウンター。一時5vs3の状況が生まれるも、好機を生かし切れず、ゴールには至らず。
78分、主審がVARで試合を中断。ヨニッチがベン・カリファとの競り合いの際に暴力行為をしたとして、イエローカードではなく一発レッドに変更。C大阪が数的不利となった。
1人多い広島が終盤まで押し込み続け、猛攻を仕掛ける展開が続く。すると90+9分、エリア内でC大阪の鳥海にハンドの疑惑でVARへ。確認の結果、判定はPKとなる。
キッカーのソティリウがきっちり押し込み、広島が終盤に試合を振り出しに戻す。さらに、90+11分、CKの混戦をソティリウが押し込んで2得点目。逆転に成功した。
そして試合終了の笛。アディショナルタイムにドラマを生んだ広島が先週の天皇杯準優勝の雪辱を果たし、待望のタイトル獲得。悲願のルヴァンカップ初優勝を果たした。
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