ホンダの今シーズン限りでのF1撤退という決定を受け、レッドブルは2022年からホンダF1エンジンの知的財産権を引き継いで自社で運用するエンジン部門『レッドブル・パワートレインズ』を設立し、準備を進めている。
2022年からF1エンジンは凍結されるが、燃料のエタノール混合率を現在の7.5%から10%に増やしたいわゆる『E10』への対応など、技術的な変更を控えている。
ホンダF1は、2022年以降に自動車メーカーのサポートがなくなるレッドブルの2つのF1チームのために最終的な技術的なプッシュを検討。山本雅史は、今シーズン末で正式にF1を離れる前に新しいエンジンを完成させることを検討していることを Auto Hebdo に明らかにした。
「それは我々が話をしていることです」と山本雅史は認めた。
「個人的に、我々がF1を離れることは悲しいです。ホンダが留まっていればよかったのですが、その決断を尊重し、理解しています」
ホンダは、F1撤退の理由として、2025年のカーボンニュートラル達成のためにF1に従事している技術者のリソースを集中させるためだと説明している
しかし、山本雅史は、現在、英国でレッドブルにいるホンダの何人かのスタッフが新しいレッドブル・パワートレインズのオペレーションに移ることを認めていた。
そして、次のステップは、日本に拠点を置いているホンダの技術者である可能性がある。
「現時点では、これらの従業員がレッドブルに転職する予定はありませんが、シーズンの終わる頃には状況が変わっている可能性があります」と山本雅史は認めた。
その間、ホンダは2021年のF1エンジン開発に全力を注ぐことを誓っている。現在、レッドブルとマックスフェルスタッペンはメルセデスとのタイトル争いで接戦を繰り広げている。
「メルセデスと戦えるようにするために我々としてもできる限りのことをしたと確信しています」と山本雅史は語った。
「レッドブルもこの新しいエンジンで我々の最後のシーズンを最大限に活用する機会を与えてくれました」
「パワーに関しては、エンジンは互いに非常に接近しています。現在の違いは主にサーキトとコンディションによるものです。我々はエンジンの開発を続けなければなりません」
ホンダF1、日本勤務の技術者もレッドブルF1エンジン部門へ転職の可能性 - F1-Gate.com
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