◆体操 ▽世界選手権 第3日(20日・北九州市立総合体育館)
男子予選が行われ、種目別・鉄棒に出場の内村航平(ジョイカル)は、14・300点で3班終了時点で暫定3位となった。H難度の大技「ブレトシュナイダー」では肘が曲がるミスがあった。東京五輪で落下したひねり技は回避し、“安全策”の演技で最後の着地までまとめた。試合後には観客席にサイン入りTシャツを投げ入れる突然のサプライズ。「みんなもっと楽しんでもらえるかな」と、観客を大いに沸かせた。
24日の決勝進出の可能性を残し、「意地を見せたっていうか。どうなっても最後の最後まで落ちないでやり切ることが演技として出せた」と振り返った。決勝では、同種目五輪金メダリストの橋本大輝(順大)との直接対決となり、「自分ができることを精いっぱいやりたい。大輝も残るので、一緒に最後の最後、盛り上げられたらいいなと思う」と語った。
生まれ故郷・北九州市で開催された世界選手権。内村の名前がコールされた際や演技後には、会場がたくさんの拍手で包まれた。「結果はほんとにどうでもいいんだなと思った。これがスポーツのあるべき姿だとすごく感じた。結果とか、どうでもいいなって正直思いましたね。予選通過も最低限の目標にしていましたけど、お客さんがいる中で演技できることがありがたいことだったんだなって、実際やってみてすごく感じました」と話した。
内村は世界選手権での種目別・鉄棒で、15年グラスゴー大会金メダル、14年南寧大会、18年ドーハ大会銀メダル、11年東京大会、13年アントワープ大会で銅メダルを獲得している。
内村航平、有観客での世界選手権開催に「これがスポーツのあるべき姿」突然のサプライズでもファン沸かす - スポーツ報知
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