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Saturday, November 20, 2021

サヨナラ打のオリックス・吉田正 劇勝&爆笑のお立ち台「僕もファンも興奮して、寝られるかどうか心配」 - スポーツニッポン新聞社

SMBC日本シリーズ2021第1戦   オリックス4-3ヤクルト ( 2021年11月20日    京セラD )

<日本S オ・ヤ(1)>9回無死一、二塁、サヨナラ打を放ち、万歳でナインに駆け寄る吉田正(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 25年ぶりにリーグ優勝を果たしたオリックスは、20日に開幕した「SMBC日本シリーズ2021」の第1戦でヤクルトに9回サヨナラ勝ちを収め、劇的に初戦を奪った。

 ドラマは2点差を追う9回に起こった。無死一、二塁の好機をつくると、福田の犠打野選で無死満塁。ヤクルトの守護神・マクガフを攻め立てると、続く宗が中前に抜ける2点適時打を放ち、同点。さらに一、二塁から吉田正が中堅手の頭を越すサヨナラ打で、敗色濃厚の展開から見事な逆転サヨナラ勝ちとなった。

 試合後、ヒーローインタビューに呼ばれた吉田正は、第一声で「いや~しびれましたね」と“他人事”のようなコメントで、球場のファンも拍手と笑いで大盛り上がり。「宗がこれまでないぐらい球場を盛り上げてくれたので、ちょっと、もうその勢いで、いかして頂きました」と同点打の宗を称えた。

 サヨナラ打は、マクガフの初球をしとめる一撃。「ラストチャンスを頂いた。その前はパワーなかったので。何とか最後抜けてくれて、本当に安心しました」と、5回の中飛など、そこまで4打数無安打だったことを挽回し、ヒーローになった。

 シーズン最終盤に右尺骨骨折で、何とかポストシーズンに合わせた格好だった。自身初の日本シリーズ出場には「チーム全体としても、最後まで今年1年間あきらめない戦いができていたので、この日本シリーズでも初戦でできたのは、大きな価値だと思います」と喜んだ。

 お立ち台では『ファンは25年も待った日本シリーズだった』と問われると、吉田正は「待ちすぎですもんね、これ」と話し、ファンは再び爆笑。そして、すぐに「大丈夫です。ここから行きます」と力強く宣言し、最後に「本当にしびれるゲームだったので、僕もファンの皆さんも興奮して、寝られるかどうか心配ですが、しっかり寝て明日頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」と話し、球場内は拍手と笑いで大きな歓声が起こっていた。

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