団体戦からはじまった北京オリンピックのフィギュアスケート競技が、19日のペア・フリーをもってすべて完了した。今回は、カップル種目であるアイスダンスとペアの総括を行っていきたいと思う。
まずアイスダンスは、フランスのガブリエラ・パパダキス、ギヨーム・シゼロン組がリズムダンス(RD)およびフリーの両方で首位を獲得し、完全優勝を果たした。RDの《メード・トゥー・ラブ》では、「ワック」という舞踊ジャンルを巧みにフィギュアスケートに融合させて新境地を開いた。またフリーの《エレジー》(ガブリエル・フォーレ作曲)では、モダンダンスもしくはコンテンポラリーダンスの様式を随所に取り入れ、哀歌(エレジーの和訳)の重苦しい作品世界を十全に表現した。私はこのカップルのRDとフリーは、一見それぞれが…
町田樹さんの世界:北京五輪フィギュア 町田樹さんが解釈するカップル種目の魅力 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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