4回目のオリンピックとなった北京オリンピックで小平選手は、女子500メートルと女子1000メートルに出場しましたが、いずれも精彩を欠く結果でした。
連覇を期待された女子500メートルは17位、2大会連続のメダル獲得を目指した女子1000メートルは10位でした。
小平選手に何が起きていたのか。
レースのあと、みずから先月、道で転んだ際に右足首を捻挫していたことを明かしました。
北京入りしたあとも力が入らず「絶望的な状況だった」といいます。
痛みがあっても少しでも速く滑る方法はないかとスタートのときの構えをふだんと逆に右足を前にして負担を軽くしようとしていました。
しかし、レースで納得の滑りはできませんでした。
「不格好な姿でごめんなさい。やっぱり間に合わなかったなという思いはあるが、最後の最後まで自分らしさを追求することができた。痛みだとか、やるせなさだとか、しっかり受け止めて向き合えたのが、この北京だった」と涙をこらえながら話していました。
そして「もう十分痛みとか苦しさとか乗り越えてきたので、もう1度そういうものから解放された滑りがどこかでできたらいいなと思います」と前を向き、4回目のオリンピックを静かに終えました。
小平奈緒 金メダルの高木美帆へ“おめでとう 輝いて見えた” - NHK NEWS WEB
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