スポーツ仲裁裁判所(CAS)は18日、北京五輪フィギュアスケート女子シングルで4位に終わったカミラ・ワリエワ(ROC)のドーピング問題についての仲裁手続きの詳細を公開した。41ページにおよぶ文書には、ワリエワが検出されたドーピング禁止物質トリメタジジンは、祖父の所持する薬が原因で混入したと主張していることなどが記されている。
文書によると、13日夜に行われた公聴会でワリエワと母は、心臓に持病のある祖父は普段から練習場と自宅を車でワリエワを送り迎えしていると説明。同じグラスを使うなどして祖父が使っているトリメタジジンが混入した可能性を訴えている。祖父本人も事前に収録されたビデオで主張を展開。発作が起きた時に対応できるよう、車の中にトリメタジジンを置いているといい、薬のパッケージをカメラに向かって見せたという。
疑惑の視線が向けられながらも女子シングルのショートプログラムで首位に立ったワリエワは、17日のフリーではジャンプの失敗が相次いだ。演技を終えると涙がこらえきれず、得点を待つ間も涙が止まらなかった。141・93点は自己ベストを40点近く下回り、4位に転落しメダルを逃した。
IOCは、今大会のワリエワの成績の取り扱いについては、「暫定的」なものとして扱うことを明言している。
CASがワリエワ問題の仲裁手続き文書公開 祖父が動画で薬所持を主張 - スポーツ報知
Read More
No comments:
Post a Comment