大リーグ機構と選手会の間で難航している労使交渉は9日までに合意に至らず、大リーグ機構はシーズン開幕をさらに1週間遅らせ来月14日に延期すると発表しました。
大リーグは、選手会との労使協定が去年12月に失効して以降、新たな協定に合意できず、すべての活動が止まる「ロックアウト」が3か月以上にわたって続いています。
このため、大リーグ機構は1日、シーズン開幕を1週間遅らせたうえで、開幕から最初の2カードに当たる5試合から7試合を中止することを決めましたが、その後の交渉で9日までに合意すればレギュラーシーズンを例年通りの162試合制に戻すことを選手会に伝えていました。
期限となった9日はニューヨークで詰めの交渉が行われ、双方の関係者によりますと、機構側はいわゆるぜいたく税の基準額などで歩み寄りを見せましたが、選手会との隔たりを埋めることは出来ず、合意に至らなかったということです。
交渉終了後、大リーグ機構はシーズン開幕をさらに1週間遅らせて来月14日に延期し、延期分の試合を中止すると発表しました。
大リーグ機構のマンフレッドコミッショナーは「162試合のシーズンを維持するための最後の努力として、私たちは選手会の懸念に応える誠実な提案を示したが、残念ながら合意できなかった。引き続きファンに大きな影響を与えてしまうことを悲しく思う」とコメントしています。
大リーグは、ストライキが行われた1995年以来、27年ぶりに労使の問題でレギュラーシーズンに影響が出る事態となっていて、今後の交渉次第ではさらなる試合の中止も懸念されています。
大リーグ労使交渉 合意に至らず 開幕さらに1週間遅れ4月14日に - nhk.or.jp
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