巨人のドラフト１位・大勢（翁田大勢）投手（２２＝関西国際大）がリリーフとして起用される方針が７日、決まった。ここまでオープン戦は中継ぎとして２試合に登板して最速は１５８キロを計測、計２イニング完全投球を続けている。先発でも中継ぎでも可能性を感じさせる中での起用法に注目が集まっていたが、昨季はセットアッパーを務めた中川皓太投手（２８）の開幕１軍が絶望的となったことや、延長１２回の戦いに備えるなど中継ぎ陣を厚くしたい事情もあり、剛腕ルーキーに白羽の矢が立てられた。
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大勢のリリーフ、イイと思うよ～。デビュー戦だった３日の西武戦で、初球から１５５キロを投げたでしょう？ 先発は徐々に上げていくけど、リリーフは初球、１球目から勝負。あの初球１５５キロを見た時に「あっ、このピッチャーはリリーフ向きだな」と思ったね。
ボールが動くところも長所だね。腕の振りが良くて、変化球と振りが一緒なのもグッド。まだあまり投げていないけど、フォークが決め球として使えれば、さらにいい。本人もリリーフをやりたいそうだし、モチベーションもあるだろうね。
救援陣では、中川が開幕は厳しいし、脚部コンディション不良の鍵谷も間に合うか分からない。それに加えて、大勢を後ろに回す背景には外国人枠の問題も関係しているんじゃないかな。
投手は先発にメルセデス、アンドリース、シューメーカーがいて、リリーフにデラロサとビエイラ。外国人枠５のうち投手が３枠だとすれば、先発投手を２枚入れる場合、リリーフの２人のどちらかは入れない。ブルペンを余計に用意しておかないといけない中で、おのずと出てきた答えが「リリーフ・大勢」だったんじゃないかな。（スポーツ報知評論家・宮本和知）
【巨人】宮本和知氏が指摘、ドラ１大勢の初球から１５５キロは「リリーフ向き」 - スポーツ報知
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