フリー走行1回目の時間帯にサーキット近郊のアラムコの石油精製所がイエメンの武装組織「フーシ派」からミサイル攻撃を受けて爆発するという事件が発生。フリー走行2回目のセッション前に全チーム代表とドライバーが招集され説明を受けた。
それでもフリー走行2回目は決行。スタートは15分遅れて現地時間20時15分から開始。短縮ではなく、60分間のセッションが行われた。すでに日が落ちて照明で照らされたサーキットは気温21度、路面温度24度に下がった。
フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール。ソフトタイヤで1分30秒074をマークしたが、その直後にウォールに左フロントタイヤをヒットさせてゆっくりとピットに戻り、セッションを切り上げた。3番手タイムを記録したカルロス・サインツも接触によってマシンにダメージを負って12周で終了。タイムはミディアムタイヤだ。フェラーリの2台はレースコンディションでロングランをできずにセッションを終えた。
2番手にはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。ソフトでのアタック中にイエローフラッグが出たことにより、セッション序盤にミディアムで記録した1分30秒320がベストタイム。チームメイトのセルジオ・ペレスも同じ状況となりミディアムで4番手タイムとなる1分30秒360をマーク。今のところ、フェラーリに対して開幕戦のプラクティスほど優位なペースは占めていない。
5番手にはルイス・ハミルトン、6番手にはジョージ・ラッセルとメルセデスF1の2台が続き、トップ6には3強チームの顔ぶれが並んだ。だが、メルセデスF1はポーパシングの問題への対処に追われるセッションとなった。ハミルトンはシートポジションに不快感を示し、セッション中に高さを変更。オンボード映像では相変わらずストレートでヘルメットが激しく上下している様子が移されていた。
7番手はランド・ノリス(マクラーレン)、8番手はエステバン・オコン(アルピーヌ)、9番手はバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)。ボッタスは電気系のトラブルでセッションを早めに切り上げている。
10番手タイムはスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅が記録。だが、角田裕毅はセッション終了間際にマシンにトラブルが発生。チームからスイッチをオフにするよう指示が飛び、コース脇にマシンを止めた。イエローフラッグが提示されて、そのままセッションは終了となっている。11番手にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)を挟み、11番手のチームメイトのピーエル・ガスリー。前戦バーレーンでは気温が下がったFP2で苦戦したアルファタウリだが、サウジアラビアでも日中ほどの勢いは感じられなかった。
午前中に油圧系のトラブルでタイムを記録できなかったハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、午後には再び油圧系のトラブルでコース上にマシンをストップ。初めてのサーキットで13周しかできずに2日目を迎えることになった。
サウジアラビアは、イエメンからミサイル攻撃を受けている状況にあるが、F1は明日以降も予定通りスケジュールを実施するとしている。ただし、初日の走行後のドライバーのメディアセッションはキャンセルとなった。
2022年サウジアラビアグランプリは、明日3月26日(土)の23時(現地時間17時)からフリー走行3回目、26時(現地時間20時)から予選が行われる。
2022年 F1 サウジアラビアグランプリ フリー走行2回目 結果・タイム
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1サウジアラビアGP
F1サウジアラビアGP フリー走行2回目:ルクレール首位も事故で短縮。フェルスタッペンがミディアムで0.140秒差 - F1-Gate.com
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