プロ野球が25日に開幕し、「ビッグボス」こと新庄剛志監督率いる日本ハムは福岡市での対ソフトバンク3連戦で全敗スタートを喫した。事前に「開幕3連戦は遊びます」と宣言した新庄監督は、言葉通りに予測不能な継投策など数々の「奇策」を披露。そこにはある狙いが垣間見える一方で、「遊び」には選手への影響など懸念の声も上がっている。
開幕戦から、驚きの連続だった。抑え候補のドラフト8位新人・北山を短い回を投げるオープナーとして先発させ、昨季は先発ローテーションの柱として10勝を挙げた伊藤、果てには翌日の先発が予告されていた堀までを中継ぎで投入。計7投手をつぎ込む継投策に球場がどよめいた。SNS(会員制交流サイト)でも「面白い」との声が見られたほか、「ピッチャーを玩具にしてかわいそう」「このまま続けるようなら投手陣が壊れる」。まさに賛否両論が飛び交う事態となった。
「新庄劇場」はこれで終わらない。翌26日からの2試合も投手を5人ずつ投入し、3日間で15投手をマウンドに上げると、野手も26日の第2戦は先発に前日と同じ守備位置の選手がいない配置に。オープン戦で打率2割、打点なしだったが4番に起用された清宮は26日、特大の一発を放った。
終わってみれば3日間でベンチ入り全員が出場。予想できない采配で相手をかき乱し、勝利を目指す作戦だったのか。新庄監督は「とにかく早めに緊張感をとりたくて。先のことを考えれば。ほかのチームのドキドキしている選手よりは今後、楽に戦えるんじゃないかな」と笑う。
実際、継投のタイミングを決めたのは「大分前」と明かし、ほぼ予定通りに試合を進めた…
focus プロ野球:「奇策」連発の末、開幕3連敗 ビッグボス新庄監督に懸念も - 毎日新聞 - 毎日新聞
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