<マスターズ 初日◇7日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7510ヤード・パー72>
いよいよ迎えたディフェンディングチャンピオンとしてプレーする大会の初日。松山英樹はその技で、目の肥えたパトロンをどよめかせた。3月に発症し、先週には途中棄権の原因にもなった首痛と戦いながら迎えたマスターズ・ウィーク。調整段階でなかなかクラブを振り切ることができず、開幕前には「(状態は)分からない」とも話していた。その状況のなか仕事をしたのはウェッジだった。
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「前がタイガーの組で、ギャラリーがみんなそっちにいったから(緊張はなかった)」と、“嵐の後”のスタートとなったが、松山のスタート時にも敬意を表すよう拍手が送られた。その1番ではいきなりバンカーからの2打目をグリーン左に外したが、40ヤード弱のアプローチを50センチまで寄せてパーをセーブ。3番ではボギーを喫したが、そこからもグリーン手前からのアプローチをベタピンに寄せた4番パー3、7番パー4とピンチをしのいだ。
アーメンコーナーの11番、さらに12番では連続ボギーを叩いたが、12番はクリークに落とした後の3打目を、20センチにつけ奪ったナイスボギーだった。するとそこを境に、「徐々に自信を持って打てるようになった」とショットがまとまり始め、13、15番のバーディでイーブンパーまで戻した。
フェアウェイキープ率は78.6%ながら、パーオン率は50%。とにかく寄せて、28回だったパットでしのぐという繰り返し。首の違和感も消えたわけではない。「ショットがチャンスにつけられない状態なので、もう少しパッティングとアプローチでしのいでいかないといけない戦いになる。そこを重点的にやりたい」。この後も歯を食いしばる時間が続くことも覚悟する。
パトロンの拍手引き出した“王者のアプローチ” 松山英樹は連覇へ19位発進「しのいでいく戦いになる」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net - ゴルフ情報ALBA.Net
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