△阪神3―3広島△(8日・甲子園)
今季両リーグ初の引き分け。広島は一回の坂倉の適時打などで四回までに3点を先行。阪神は大山のソロなどで小刻みに得点し、六回にロハスの適時打で追いついた。その後も互いに好機を作ったが、両救援陣が無失点で踏ん張った。
「タイミング合わないまま修正できず」
阪神・梅野のミットはあっちへ、こっちへと乱れ、緻密な配球どころではない。先発の藤浪は4回3失点で降板し、86球を投げて4四球。またしても荒れ、手薄な救援陣に負担をかけた。
特に150キロ台後半の直球が制御できなかった。一回、いきなり先頭の西川を四球で出す不穏な立ち上がり。二つ目の四球などで2死一、三塁で坂倉を迎えると、直球が2球続けてボールになった後、141キロのカットボールを右前へ運ばれて先制を許した。一回だけで実に27球を費やした。
二回は威力のある直球ではなく、甘く入ったカットボールを西川に痛打され、1点を失った。球が荒れるため、打者にとってはある意味、ストライクゾーンに集中しやすい。二回終了時点で投球数は50球。四回は1死から四球で出した走者を生還させてしまった。
「立ち上がりから終始、自分の中でタイミングが合わないままの投球が続き、早い段階で修正したかったができなかった」と振り返った。
開幕戦こそ7回3失点、3四死球で自身に勝ち負けは付かなかったが、先発2試合目となった1日の巨人戦は4回6失点で敗戦投手に。4四球を出し3本塁打も浴びた反省から「相手打線に気持ちよく打たれたので工夫して配球面、テンポを考えてしっかり抑えたい」と語っていたが、そもそもその段階ではなかった。【荻野公一】
阪神・藤浪、またしても制球荒れる 4回3失点4四球で降板 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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